ラムリーザ・サーガ フォレストピア創造記

The Ramlyza Saga – Forestpia Chronicle


― 表では語られない、小さなひとことたち。

 創作ユニット「星樹綺譚」の舞台裏や制作にまつわる記録をまとめたノートです。
 物語の表層に隠された想いや、共同制作という手法の在り方を、静かに綴っています。


世界観と創作スタイル

・物語の出発点

 この物語の起点にあったのは、いくつかの現実的な事情でした。
 もともと創作活動を始めた明確な理由があったわけではなく、最初はただの暇つぶしでした。仕事や人間関係、日々の生活のなかで満たされなかったものを、空想で埋めていたのかもしれません。

 あるとき不眠症に悩まされ、寝つけない夜に浮かんでくる妄想をメモ帳に書き出すようになりました。「物語を考える」ことで神経がほどけ、書き終えた頃にはようやく眠れるようになっていました。
 この時の習慣が、いまの創作スタイルの原型になっています。

 また、過去に鬱を患った時期があり、そのなかで「少しでも楽しいことを考えよう」と思って頭の中で組み立てた世界――それが、いま書いている物語の原型でもあります。
 創作は、ただの趣味や自己表現というよりも、当時の自分にとっては「生きるための支え」でもありました。

 元々夢日記も書いてみたことがあります。物語初期(帝都編)は、夢に見た風景や登場人物の姿を再構成して物語の中に取り込んでいきました。
 そうして自然に構築されていった世界は、いつしか、現実と創作の境界を静かに曖昧にしていったのです。

・創作ポリシー

 ・完璧を求めず、温度を届ける。
 ・夢と現実のあいだを揺らぐ“場所”としての創作。
 ・共創をあくまで創造性のひとつの形として構想する。


ありそうな質問と言語表記、創作倫理など

Q1. 物語に「サンドイッチ」「メートル」など現実基準の単語が出てきます。舞台は異世界なのに大丈夫?

 A. 本作の舞台「ネレウテリア」では、実際には独自の語彙が存在します(例:〈パンで挟んだ食べ物の現地語〉、〈長さの現地語〉)。ただし作品としては日本語に翻訳して表記しています。これは読解負荷を下げ、物語のテンポを優先するための翻訳方針です。

 例)作中の「サンドイッチ」=ネレウテリア語に相当する一般名称の意訳
 例)「メートル」「リットル」=現地の長さ・容積単位を便宜上の日本語換算で表示

 ぶっちゃけ、作中で「ラムリーザは20ヌメカトセくらいの大きさのソヒテノリッテを食べた」などと表記されても困るでしょう。
 それはそれで味があるのかもしれませんが……

Q2. ネレウテリアの会話では「共通語」と「竜語」が使われているって本当? 作中ではどう区別してるの?

 A. はい。世界には共通語と、宗教観に根差した竜語(古層・聖語系)が用いられます。本文では以下のルールで表記します。

 共通語:日本語で表記(例:おはよう、ありがとう)
 竜語:外来語風(カタカナ中心)で表記(例:アルバイト、エネルギー、オーケー(OK) など)

 登場人物は、現実世界で日本語と外来語を違和感なく使っているように、共通語と竜語を混ぜて語っています。

Q3. どうして世界に共通語があり、世界中の人が統一言語を使っているの?

 A. バベルの塔が建たなかったからです。

Q4. 作中日付、「風花の月・王の日」などは何ですか?

 A. 19の月と19の日から成り立っている、本作の舞台「ネレウテリア」の独自暦です。
 補足として添えている(現代暦:三月中旬)を参考にして、現実世界(日本基準)のいつ頃の出来事なのか想像してください。


更新状況とこれから

 現在は「フォレストピア創造記 ラムリーザ・サーガ」第一章〜第三章の再構築を進行中。本文の校正、挿絵との連携、サイト整備、書き下ろしパートの追加など、水面下で静かに動いています。

 新作は、再構築が完了次第、週一のペースで投稿していきます。


さいごに

 このページは、書き手自身の“静かな祈り”のようなものです。
 作品という姿に言葉を与えるまでの、長くて、誰にも見せられない時間たち。

 あなたがこのページに辿り着いてくれたことが、創作者にとって何よりの報いです。