ドラマや映画と現実の区別がついていなかった少年の話
2021年1月27日――
私は幼少の時分、ドラマや映画と現実の区別がついていなかった。
そのことが原因とされる、今思えば笑い話になるようなエピソードが二つほど思い出されます。
まずはドラマ編、西部警察について。
子供の頃、丁度父親と一緒にこのドラマを見ていた記憶がありました。
そしてこのドラマでは、松田猛という刑事役で、寺尾聰さんが出演されています。
当時の私の記憶では、「寺尾聰」という名前は認識しておらず、「ルビーの指輪の人」という認識でした。名前は覚えられなかったけど、歌番組でかかっていたこの曲は、子供心的にもいい歌だなと感じていたものでした。
そしてその歌番組を見たことで、名前は記憶できませんでしたが顔はしっかりと覚えたものでした。
その状態で西部警察を見ると、「あっ、ルビーの指輪の人が出てる」などと思うわけですよね。松田猛も寺尾聰も、その名前は認識していませんでした。
それだけの話で終わると、単なる昔話です。しかし――
その少年は、ドラマと現実の区別がついていなかったのです。
西部警察というドラマに詳しい人なら分かると思いますが、作中で松田猛刑事は殉職してしまうのですよね。
丁度その話を、私は父と一緒にテレビで見ていたものでした。
そして敵にハチの巣にされて死んでしまった松田猛刑事。
その時私はこう思いました。
あ、ルビーの指輪の人が死んだ――(´・ω・`)
――という風に一緒に見ていた父に言ったものです。
父も一言、「死んだな」とだけ答えた(と記憶します)
そこでドラマと現実の区別がついてなかった私は、さらにこう思ったものです。
死んじゃったからもうルビーの指輪を歌っている姿はテレビで見られないんだ――(´・ω・`)
なんでやねん!
今思い返せば笑い話ですが、当時は本気で困惑したものでした。
大門団長はかっこえかったな。
この手のエピソードはもう一つある。
たぶん同じころだと思う。
私は母に連れられて、映画館に映画を見に行きました。
上映していたのは「スターウォーズ ジェダイの復讐(現・スターウォーズエピソード6 ジェダイの帰還)」でした。
当時はジェダイの復讐だったのよね――とまぁ例によって、タイトルまでは当時認識していなかったのですが……
ただ、ルークかっこええな、ハンソロかっこええな、ベイダー怖い奴だな、イウォーク可愛いな、そんな感想を持っていたと記憶します。
さらに印象が強かったのが、スピーダーバイクでしたね。
小学校に、丸太を吊るしたような遊具があったので、それに跨ってスピーダーバイク! などと遊んでいた記憶があります。
それだけの話で終わると、単なる昔話です。しかし――
その少年は、映画と現実の区別がついていなかったのです。
そこで問題が起こります。
たぶん母が買ってきたものだと思いますが、ジェダイの復讐の特集を組んだ雑誌? ムック本? のようなものが家にありました。
私は当時文章は難しすぎてほとんど頭に入ってきませんでしたが、写真を見て映画のあの場面だ、ルークだ、ハンソロだなどと楽しく読んでいたものです。
しかし、2ページほど嫌いなページがありました。
それは、キャスト紹介のページでした。
そのページを見た時、私はこう思いました。
マーク・ハミルって何だろう? ルークにそっくりだけど、誰?
ハリソン・フォードって何? ハンソロにそっくりだけど……
ルークなの、ハンソロなのに、「▲マーク・ハミル」「▲ハリソン・フォード」って書いてある。
なんだろう……?
気持ち悪い……(。-`ω´-)
マジでそんなことを思っていました、なんでやねん!
今思い返せば笑い話ですが、当時は本気で困惑したものでした。
俳優という存在を知らなかったのですよね。だから映画もドラマも、実際に起きていることが映っていると考えていました。
レイア姫? 異性に興味の無い年頃でしたね。個人的にはそんなに騒ぐほどブサイクとは思えないのだけど……
その代わりになぜかジャバの傍で笑っていた小さいの(サレシャス・クラム)が気に入ってたりして。あとゾウみたいなの(マックス・レボ)とか好きだったな。
あとは皇帝の電撃がかっこええなぁとか……、あれ自分でもやってみたいと思ったものです。
その少年がドラマや映画は俳優が演じているものだと認識するには、もう少しの年月が必要でしたとさ、まる
馬鹿だねほんとw
(死霊のはらわたという映画を見て、斧を欲しがったりするヤバい少年だった……(。-`ω´-))

