デイケア十二日目

 
2021年1月21日―― 

 
 
 もう12日かー、まだ12日かー、どっちでしょうね?
 私の人生を地球が誕生してからこれまでの年月に換算すると、年齢を45億で割って12をかけて――わかんねーよ。
 白亜紀ぐらい? わからんけど……(。-`ω´-)
 
 さて、今日はデイケアに通うと決めた日ですが、慣れたのかどうなのか、朝起きた時にめんどくさいなぁとは感じませんでした。
 まだ不定期で通うといった感じですが、日課に近いものになってきているのでしょうか。
 朝礼前のラジオ体操を行った場所の関係上、そのまま朝礼の司会を担当。自分の立っている場所にホワイトボードが来るから困る。まぁ書かれている文字を読むだけの簡単な仕事です。
 
 
 今日の午前中プログラムは「絵」というもの。
 画用紙を配られて、好きなように絵を描けというものでした。図工の授業ですかな?
 他のメンバーの方々は慣れているようで、各自花瓶に飾っている花を描いたり、雑誌のページから適当に模写していたりしています。
 さて私はと言えば――
 
 
 絵を描くのは何年ぶり? いや、何十年ぶり?
 
 高校時代に美術を選択しましたが、それはもう前世紀の話。
 大学時代も落書きをしたような気がします。
 しかし、今世紀に社会人となってからは、落ち着いて絵を描くという行為はやった記憶がありません。
 つまり、約20年ぶりに絵描きに挑戦、ということになりますね。
 忙しい社会人時代、多くの物を体験することもなく、代わり映えの無い日常を淡々と過ごしてきたのでしょうね。このデイケアは、忘れかけた何かを思い出させてくれる場所なのかもしれません。
 
 例えばクーピーペンシルとか小学生時代ぶりに見たよ。しばらくはそれに感動して、でたらめに入っていた色鉛筆を順番通りに並べたりしておりましたw
 たまごいろとかむっちゃ懐かしいよ、あったあったそんな色。みかん色とかね、橙色と区別つかないっての!
 
 
 さて、このプログラムに参加したからには、何かを描かなければなりません。
 模写などやったことないし、花瓶の絵を描けと言われても、どう再現すればよい物やら……(。-`ω´-)
 
 というわけで、空想の世界に逃げましたw
 厳密に言えば100%空想ではないのですけどね。
 それは幼いころに見た景色です。現実ではなく、寝ている間の夢として……
 無茶苦茶印象に残っているシーンがあったので、それを再現してみました。
 模写と違って元ネタが頭の中の記憶なので、下手とか似てないとか、そういった酷評から逃れた――とかなんとかかんとか。
 
 それがこれです。
 

 
 一枚目は、海の景色。鉛筆で軽く下書きして、後はクーピーペンシルで色付けする感じに仕上げました。
 海なんだよこれで、一応水平線もあるし島もあるし、手前は砂浜です。
 特徴は――というか描きたかったのは、中央にある物理の法則を無視して、水の柱が円状に回っているというものです。シーサーペントちゃうで、生物ではなく水の柱というのがミソ、現実にはありえない物です。
 記憶の中の景色では、もっと遠くに水の輪がある感じでしたが、それでは何だかよくわからないので大きく描いてみた感じです。
 
 これを仕上げた時、まだ時間が半分しか過ぎてなかったので、画用紙に裏側に二つ目の絵を描くことにしました。
 
 それがこれです。
 

 
 二枚目も海の景色。描く手順は一枚目と同じ。
 これも海ですよ、水平線あるし、島がメインだし。砂浜は描きませんでした。
 特徴は――、島の表面が崩れたような不気味な顔っぽいものが四つ並んでいるというもの。その隣にも島があって、巨大な葉が数枚連なっている物。
 一枚目同様に、子供時代に見た夢の中の景色です。こんな場所が実在するのかどうかは知りません。
 夢の中ではボートに乗って、この二つの島の間を抜けていった――と記憶します。虫がいっぱい飛んでいたな……(。-`ω´-)
 
 これを仕上げた時に丁度時間となったのでおしまい。
 20年ぶりの絵描きにしては、自分の記憶通りに近い物が再現できたかな、と思っています。
 実在しない、記憶の中だけにそんざいする景色。幼いころに夢で見た景色。何かに似せる必要はない、思ったことを描いただけです。つーか二枚目、病んでる人が描いた絵にも見えるな……(。-`ω´-)
 なんだか小学生か幼稚園児の落書きにしか見えんでもないけど、まぁ絵描きに縁のない人間が20年ぶりに色鉛筆と画用紙を与えられたらこんなものでした、ということで勘弁してください。
 
 あ、そう言えば方眼紙にマインクラフトの設計図なら最近描いたことあるな……
 
 
 
 ここで余談ですが、実は私はこのブログ以外で、オリジナルの一次創作となる小説を書いているブログがあります。
 その物語の舞台として、実際にこの景色を登場させています。
 そこでは文章ではいまいち表現しきれていないと感じていたので、挿絵みたいなのが欲しいなと考えていました。
 今回は「絵」というプログラムを利用して、20年ぶりに絵描きをやってみると同時に、その物語で使う挿絵を創ってみたということになりました。
 
 
 
 昼食休憩を挟んで、午後のブログラムに突入します。
 午後のプログラムは「ハンドメイド」というもので、マスクを作りましょうというものでした。
 
 
 ぬ……裁縫か……(。-`ω´-)
 
 
 これも小学か中学の家庭科の授業でやったのが最後、多分小学生時代。
 絵は20年ぶりだったけど、こっちは30年ぶり以上になりますよ奥さん!
 針の通し方とか全然馴染んでないですよ!
 
 困ったのが、糸通し。
 老眼になりつつあるので、針の先が全然見えない……(。-`ω´-)
 メガネを外して、目の前に針先を持ってきてやっと通す感じ。
 糸通しとかいう道具もあるけど、糸通しの先すら見えないのですからね、困ったものです。
 
 しかし縫ってみると、意外とそれなりのことはできてしまったのが不思議でした。
 実際はスマホの扱いすらたどたどしい指先なのですけどね。
 ミシン打ちは流石にスタッフの先生に補助してもらいましたが……(危ないからね)
 

 
 そしてこれが完成品です。
 数分時間オーバーして掃除時間に一人で縫物していましたが、なんとか完成させましたとさ。
 それっぽいマスクが、普通に使えたりするので良しとしましょう。
 
 
 
 本日の感想。
 
 忘れかけた何かを思い出させてくれるデイケアでした、まる